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煎・抹茶道具
 
商品番号 P-20
作   者 海田 曲巷  Kaida Kyokko
題   名 茶杓 『時雨』  a tea scoop "Shigure"
備   考

1946〜
共筒・共箱入  with a signed original wooden box
18.2(L)cm

   
  海田曲巷は福岡県久留米生まれ。若くから茶道に親しみ、1980年頃から独学で茶杓を削り始める。
その後茶杓作家として東京などで個展を開き、1997年にはMOA美術館の光琳乾山忌茶会にて茶杓「素心」が使われた。
上田晶子氏が作ったインドネシアのジャワ島ケレック地方の袋が添う。
与謝蕪村が洛北一条寺にて詠んだ句「化けそうな 傘かす寺の時雨かな」が書き付けられている通り、共筒は傘形の被せる筒になっている。節上の煤竹の景色がボロボロの傘の隙間から見える空で、節下の片身替りの景色が降る雨を表現しているのであろう。また蟻腰のこの杓は曲がった傘の柄を表現しているのかもしれない。
お茶席で話の弾む一本であろう。
 
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海田 曲巷 Kaida Kyokko/茶杓『時雨』 a tea scoop“Shigure”
   
海田 曲巷 Kaida Kyokko/茶杓『時雨』 a tea scoop“Shigure”
   
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