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商品番号 |
P-02 |
作 者 |
三代 中村 又斎 Nakamura Matasai 3rd |
題 名 |
『芦葉』 a tea container |
備 考 |
昭和18(1943)年作
共箱入 with a signed original wooden box
仕覆添 with a silk bag
6.3(D)×6.5(H)cm |
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永坂町三井家八世・三井物産社長である三井高泰(号:泰山 1875〜1946)の好み物。
箱書きによれば、尾張徳川家に伝来した朱を以て作った、とされている。
茶器の底には中村又斎の銘があり、その紀年から三代の又斎の手になることが分かる。
二代目の没年が1919年であるので、不明であった三代目の又斎としての活動期間が1919〜1943まで確実ということがこの作品によって分かった。
禅の開祖・達磨大師が長江を芦葉に乗って渡った故事に因み、形と朱の色でこの茶器を達磨に見立てて「芦葉」という銘を付けたのではないだろうか。
21個作られた内の一つで、掻合塗の朱、内の真塗と合わせて又斎独特のしっとりとして落ち着いた塗りの雰囲気が感じられる。蓋裏には三井泰山の花押がある。 |
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金 額 |
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