 |
|
 |
商品番号 |
M-35 |
作 者 |
楊光堂(吉田金年) Yokodo(Yoshida Kinnen) |
題 名 |
『春秋蒔絵手硯箱』 a Suzuri-box with a letter container |
備 考 |
大正〜昭和初期 around 1920〜40
共箱入 with a signed original wooden box
21×26×11(H)cm |
|
|
|
京都の漆器店・三上楊光堂製の手硯箱。実際の作者は硯の裏の蒔絵銘の通り、吉田金年。楊光堂や美濃屋などの漆器店はこの当時、名だたる蒔絵師を使って顧客からの注文に応えており、作品に蒔絵師の銘が入れられてないものも多い。
吉田金年は大正〜昭和初期ごろに活躍した蒔絵師で、伊勢屋會という蒔絵師一派の中心にいた人物である。皇室関係の仕事も受けており、当時の高級蒔絵の大家として見なされていた。
外側は菊・梅・蘭など四君子を思わせる草花を側面まで続けて描き、内側は蓋裏に若松と笹の蒔絵・梅形の水滴と合わせて松竹梅の意匠となっている。
一番下段の手箱部分の内側は蓋裏・中子と同様の梨子地であり、底面に多少のスレがあるものの大きなキズもなく共箱ともに非常に状態が良い。
見ているだけで草花の香りが芳しく感じられる作品である。 |
|
金 額 |
電話にてお問い合わせ下さい。 |
 |