名古屋の尾張藩御用塗師・初代金城一國斎の長男の弟子にあたるのが初代中村又斎(1827〜1900)であり、2代又斎は初代の長子。 水面に映る月と、内側には雲間を飛んでいく千鳥が表されている。どこか数寄者からの注文品であろう。