鶴田信斎(二代和三郎)は金沢生まれの塗師。父の松斎(初代和三郎)は職人制度の中からいち早く独立して自営を始めた塗師で、明治20年の皇居造営の際には金沢・輪島・山中の塗師らを率いた。二代和三郎はこの父から幼い時より漆芸を学んだ。
金属製の鈴を漆で再現した作品で、砂張塗のような銀色漆で外側を塗り、内は梨子地としている。鈴の割れ目部分は黒塗りとし、遠目には本物の鈴と見まがう出来栄え。炭点前の際にこちらの香合が炭斗より出されたときには驚きの声が聞こえてきそうです。